組織のパフォーマンスを上げる簡素化のススメ
ビジネスがある程度大きくなってくると、自分以外のスタッフを抱えるようになります。
そうすると、自分だけでなくスタッフを含めた組織全体のパフォーマンスを上げると
いうことが必要になってくるわけです。
そうなったときに出てくるのが、マネジメントの問題。
典型的な悩みが、「スタッフが思うように動いてくれない」というものです。
社長のあなたから見れば、よほど優秀なスタッフでもない限り満足できる働きは
できないのではないでしょうか?
社内で最も優秀なのはあなた
でも、それは当然のことです。
小さな会社であれば、あなたよりも経験があって、あなたよりスキルもあって、
そのうえモチベーションも高いなんて人材は、普通いないからです。
しかも、大企業や有名企業ならともかく、あなたが望むようなスキルや素養を持った
優秀な人材が入ってくることは、なかなか期待できません。
人を変えるのは難しい
ですので、今いるスタッフをどう活かしていくかという話になるのですが、世の中には
数多くのマネジメントの書籍があり、その手の研修などもあります。
でも、そのほとんどは、どうやって部下をモチベートするのか、成長させるのかという
視点のものです。
確かにそれも必要ではありますが、いろいろ手を尽くしても変わってくれないという
現実があるから苦労するのですよね。
組織のパフォーマンスを上げる意外な方法
そこで、視点を変えて仕事の方を見直してみてはいかがでしょうか?
スキルがなくても、モチベーションがなくても、教えなくてもできるくらいに簡素化
してみるということです。
そんなことできるわけがない!という反論もあるかと思います。
でも、全くできないということはありません。
考えてみて欲しいのですが、仕事の流れの大きな部分は、ある程度パターン化して
いるはずです。
それをチェックリスト化したりして、パターンに沿って行動していけば完結するという
ように誰でもできるようにするのです。
もちろん、すべての業務がパターン化できるわけではありません。
でも、よく使う部分だけでも簡素化できれば、知識やスキルの低い人でも活躍できる
範囲が広がります。
そして、このよく使う部分が簡単にできるようになると、その他の複雑な部分を覚える
余裕も出てきます。
その結果として、やがてはすべての業務をマスターできるようになるというわけです。
仕事を簡素化することは、無駄な業務をやってないかを点検することにも繋がるため、
非常におススメです。
もし、あなたの会社の組織としてのパフォーマンスに問題があって、マネジメントや
社員教育に手詰まり感をもっているとしたら、人の問題と考えるのではなく仕事の方を
見直してみてはいかがでしょうか。