店舗ビジネスのための一歩進んだスマホ対応
総務省の調査によると、スマホからのインターネット利用者は、平成28年
9月末時点で57.9%。
これは、PCからの利用者58.6%に迫り、もうすぐ追い越す勢いで増加して
います。
(出典:総務省「通信利用動向調査」)
このことを考えると、Webサイトのスマホ対応は、もはや必須と言っても
過言ではありません。
ところで、Webサイトのスマホ対応というと、一般的には「レスポンシブ
デザイン」(端末の画面サイズに応じて、表示の大きさや配置を変えること)
を意味しますが、ここでは、もう一歩踏み込んだスマホ対応について、
ご紹介します。
少し手間はかかりますが、モバイル端末としてのスマホの特性を利用して、
特に店舗への集客を誘導するには、大きな効果を発揮します。
リダイレクト機能によるスマホ専用画面
まず、アクセスしてきた端末がスマホだった場合、スマホ専用の画面を表示
するようにします。
つまり、PC用とスマホ用の2つの画面を用意する必要があるということです。
Webサイトのすべてのページを2つずつ用意するのではなく、集客のキーと
なる画面だけで構いません。
店舗ビジネス用スマホ画面の設定
そのうえで、スマホ用の画面にレスポンシブデザインだけでは実現できない
以下の対応を行います。
①タップすると電話をかけられるようにする
問合せ先などに電話番号を表示する場合、スマホであれば、それをタップする
だけで、電話をかけられるようにすると親切ですよね。
いちいち電話番号をメモして電話をかける手間を省くことができるので、これ
だけで問合せが増えることが期待できます。
②地図がナビアプリと連動するようにする
店舗の場所を地図で示すだけでなく、スマホのGPS機能とナビアプリを使って、
お客さんを店舗まで誘導することができます。
特に店舗が入り組んだ場所にあったりする場合には、お客さんが迷って来店を
諦めてしまうようなことが回避できます。
③押しやすいボタンサイズにする
特に男性の場合、指が太いうえにスマホを片手で操作して親指でタップする
傾向があります。
その際、画面に表示されるボタンが小さかったり間隔が狭かったりすると、
隣のボタンをタップしてしまったりします。
それでイライラした経験、あなたにもあるのではないでしょうか?
ですので、スマホに表示するボタンには十分な大きさや間隔が必要になります。
④データ量を抑えて軽いページにする
モバイル端末の転送スピードは速くなったとはいえ、固定の光回線やWi-Fiに
比較すると、まだ見劣りします。
それに、お客さんがデータ通信量を気にする場合もあるので、表示する内容を
厳選してデータ量を必要最小限に抑えるのが無難です。
以上です。
私自身のビジネスでは店舗への誘導も電話も必要としてないので、このサイト
ではここまでの対応を行ってませんが、それでも上記の③④は意識したつくりに
しています。
もし、あなたが店舗ビジネスを行っているなら、これらの対応を行うことで
問合せや集客のアップを期待できます。