リーダーが変われば組織が変わる？次世代型リーダーシップのヒント

小林英二

「社員のやる気が感じられない」
「もっと主体的に動いてほしいが、任せるのが不安・・・」
「昔のような“俺についてこい”では通用しない」

こんな風に感じたことはありませんか？

実は今、リーダーシップの “あり方” そのものが、大きく変わろうとしている時代です。

本記事では、「なぜ、今 “次世代型リーダーシップ” が求められているのか？」
そして「中小企業でも今日から取り入れられる実践のヒント」をわかりやすくご紹介します。

旧型リーダーシップの限界とは？

かつては、

・・・という「カリスマ型リーダー」が理想とされていました。

しかし今は、状況が大きく変わっています。

つまり、「上から引っぱる」だけではもう動かない時代になっているのです。

では、これからの時代のリーダーにはどんな力が求められるのでしょうか？
ポイントは、以下の4つです。

ただ話を“聞く”のではなく、
「どう思っているのか？なぜそう感じるのか？」を理解しようとする姿勢が大切。

これは信頼の土台を築く第一歩です。

つい口出ししたくなる気持ちをグッと抑えて、
相手のやり方や成長を信じて任せる力。

「任せたつもり」が多くの現場で、“任されてない”と受け取られています。

ただ作業を指示するのではなく、
「この仕事が、会社の理念や目的とどうつながっているか」を伝える力。

社員が“意味”を感じることで、自分ごととして動き始めます。

抽象的なビジョンでは、動けません。
自分の想いや価値観を、相手の立場でもわかる言葉にする力が必要です。

伝えることで「共に進む」空気が生まれます。

次世代型リーダーというと、「優しく寄り添えばいい」と思われがちですが、それは誤解です。

大事なのは、“甘さ”ではなく“安心と期待のバランス” です。

この両方を伝えることが、部下の自律性を引き出すリーダーの姿勢です。

”組織は中心人格の反映” と言われますが、特に社員が10人、20人といった中小企業では、
社長やリーダーのふるまい一つが、組織全体の雰囲気を左右します。

逆に言えば・・・
リーダーが少し変わるだけで、組織は驚くほど変わるのです。

たとえば、

そんな小さな行動が、チーム全体の空気を変えていきます。

どれも費用はゼロ。
でも確実に、リーダーの “在り方” が伝わる行動です。

リーダーは、最初から完璧である必要はありません。
むしろ、変わろうとする姿そのものが、組織に大きな影響を与えるのです。

あなたが変われば、チームも変わる。
社員は、リーダーの “背中” を見ています。