サービス概要
企業のトップや経営幹部の方、管理職の方向けに、オンラインにて行うコーチングセッションです。
6ヶ月間以上の期間に渡るセッションを通じて、主に経営層における意思決定の質の向上、意識改革や行動変容、経営幹部候補者の育成などを行います。
コーチングを受けるメリット
将来予測が困難で不確実な『VUCAの時代』(注1)と言われる昨今、経営者や経営幹部は自社の現状と事業環境を見極めながら様々な経営判断をすることが求められています。このことは、直接経営には携わらなくとも、企業活動の現場で様々な判断を求められる管理職においても同様です。
また、時代の変化に取り残されないためには、経営理念をよりどころとしつつも変えるべきものを正しく見極めたうえで変えていき、自身が自らを振り返りつつ成長していくことが必要です。
そこで、近年注目されているコーチングを受けることにより、以下のようなメリットがあります。(以下の文章は経営者にフォーカスして記載していますが、経営幹部や管理職においても概ね同様のことが言えます。)
1.自分自身を内省する時間が確保できる
「走り続けなければ・・・」「立ち止まったら置いて行かれる・・・」そんな焦燥感を持つ経営者は少なくありません。そんな経営者がコーチングを受けることで、いったん立ち止まってじっくり考える時間を作ることができます。経営の当事者ではないコーチだからこそ、がむしゃらに走り続ける経営者が気づきにくい視点を提供する『問い』を投げかけることができます。自分ひとりでは気づけなかった観点からの質問は、新たな可能性を広げるきっかけとなるはずです。
2.相談相手が獲得できる
経営者は孤独だとよく言われます。トップに上り詰めるほど社内に相談できる相手が減っていくので、そう言われるのでしょう。しかし、相談相手がいないからと言って、自分自身の成功体験のみを頼りに経営判断するのはリスクが大き過ぎます。孤独な経営者に寄り添い、時には第三者の視点から意見や情報を提供する伴走者は不可欠です。その点で、コーチは事業経営に関して直接の利害関係がない客観的な立場です。率直なフィードバックを得られるパートナーとして経営に寄与することができます。
3.意思決定の質が向上する
経営者は常に意思決定を求められています。しかも、その意思決定が及ぼす影響は大きく、そのため常にプレッシャーに晒されていると言えます。最終的な意思決定を行うのは経営者自信ですが、その決定に至る思考プロセスをコーチがサポートすることで、ひとりで悩みを抱えるよりも冷静に、かつ、適切な意思決定が行えるようになります。
4.組織全体に好影響を及ぼせる
コーチはコミュニケーションのプロです。経営者や経営幹部がコーチングセッションを通して、コーチの話し方や聴き方、言葉の選び方などを参考にすることで、コミュニケーション力が向上していきます。経営者や経営幹部に話がしやすく風通しが良くなると組織の「心理的安全性」(注2)が高まり、現場の様々な情報が経営者のもとに入ってくるようになり、より的確な経営判断ができるようになります。また、「心理的安全性」の高い組織はスタッフの働きがいにも繋がり、生産性の向上や離職率の低下などの好影響に繋がることが知られています。
5.経営幹部の育成ができる
人材育成を経営課題として重視する企業は多いです。特に経営幹部に関しては、単なるスキルや知識といった表面的なことだけでなく、自分自身の信念や会社の理念といったより深い部分について考える機会を持つことが大切です。そういった大きなテーマを扱うためには、年単位でコーチングを導入する企業も増えてきています。
(注1)VUCAとは、元々米国で使われていた軍事用語で、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとったもの。現代はこれらが増加していることを表している。
(注2)ハーバード・ビジネススクールのエドモントソン教授が提唱した概念で、誰もが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化。グーグル社の実証実験で注目されるようになった。
コーチングメニュー
基本的には1対1でZoomを使用したオンラインセッションを行いますが、ご希望により経営者+経営幹部、経営幹部+プロジェクトリーダーなど、1対複数でのセッションにも対応いたします。
【1対1コーチング】
1回60分のセッションを月に1回または2回(ご希望により)、期間は6ヶ月から。
【グループコーチング】
1回80分~120分(人数による)のグループセッションを月に1回または2回(ご希望により)、期間は6ヶ月から。
その他、ご要望により時間や回数は柔軟に対応いたしますので、ご相談ください。
コーチングセッションの進め方
オンライン・コーチングは、概ね次のようにセッションを進めていきます。
1.オリエンテーション
コーチングセッションに入る前に、セッションの進め方の詳細やお互いの合意事項などについての確認を行います。
オリエンテーションに前後して、コーチングをより有効に進めるための事前ヒアリングシートをお渡しいたしますので、初回セッション(テーマ設定)までにご返却いただきます。
2.初回セッション(テーマ設定)
いただいた事前ヒアリングシートを基に、セッションのテーマと6ヶ月後(あるいは1年後)のゴール設定を行います。
これ以降のセッションの方向付けを行う重要なセッションとなります。
3.セッション(繰り返し)
基本的には初回セッションで設定したテーマについて、ゴールに向かうためのセッションを月に1回(または複数回)行います。
ただし、その時々で特に取り扱いたいテーマがあれば、それを扱う場合もありますし、状況によってはテーマとゴールの見直しを行うこともあります。
最初に設定したテーマや期間に拘ることなく、柔軟に対応可能です。
4.振り返り
6ヶ月(あるいは1年)の最後のセッションで、これまでの振り返りを行います。
以上が1クールとなります。
導入フロー
1.お問合わせ
お問合せフォームからご相談ください。
改めてこちらからメールにてご連絡いたします。
2.ヒアリング
貴社の状況やご要望などをヒアリングさせていただき、内容を踏まえてコーチングの方針や内容についてご提案させていただきます。
ご希望によっては、ショートセッションを提供いたします。
3.ご契約
ご契約をいただいた後にコーチングを開始いたします。