はじめまして。
小林英二です。

大雑把な経歴はプロフィールの方を見て頂くとして、ここではなぜ私がこの仕事を
始めたか、そしてどのような考えで仕事をしたいかについて、補足しておきます。

私は以前、大企業に勤めるサラリーマンとして、生活に不自由のない収入を得て
いました。
でも、そこで仕事をしているうちに、何とも言えない違和感を持つようになった
のです。

独立のきっかけ

最初から大企業に入ったわけじゃなくて、入社当時は全社員が200人にも満たない
規模の会社でした。
そこで私は、第一線の営業マンとして社会人人生をスタートしたのです。

後に、マーケティングや新サービスの開発など様々な仕事を経験するのですが、
会社が小さいうちは営業現場との距離も近くて、事務処理部門や技術部門とも
「顔が見える」ような関係でした。

要するに、ひとりひとりが多くの部署と連携して、いろんなことをやらないと会社が
回らない状況だったんですね。
それが結構おもしろかった。

ところが、会社が大きくなるにつれて仕事が細分化されて、こなす量は多いけど
変化の少ない仕事が多くなってきました。
入社当時から会社が急成長していく中で経験した、あの混沌としながらも勢いの
あった状態とは、ちょっと違うかなと思えてきたのです。

それが、先に書いた「違和感」でした。

あの頃のような、もっと現場に近くて幅の広い仕事がしたい。
規模は小さくても構わない。

そんな想いを抱えながら、しばらくは仕事を続けましたが、勤続30年という
節目を迎えるにあたり、思い切って会社を離れることにしたわけです。

そして、もっと小さな会社に転職するという選択肢もあったのですが、自分の
これまでの経験を生かして、もっと多くの会社と関わりたいという気持ちもあり、
独立してコンサルタントという仕事を選んだのです。

多くの中小企業が抱える問題点

日本の全企業に占める中小企業の割合は、2016年版中小企業白書(概要)に
よると99.7%といわれています。
つまり、大企業というのは僅か0.3%だけで、大半の企業が中小企業ということ
ですね。

中小企業の中にも、大企業に劣らない優れた商品・サービスを提供している
会社は数多くあります。
特に、「モノづくり」の面では、高い技術力を武器として、世界的にも高いシェアを
誇る小さな会社も存在します。

でも、そんな会社はごく少数派で、優れた商品やサービスを持ちながら、それが
十分に会社の業績に結びついていないというのが、大多数の中小企業の現状
ではないでしょうか。
非常にもったいない話です。

大企業と違って経営資源の限られた中小企業では、販売面で苦労している
ことも多く、そうした課題を解決するにも手探り状態ということも珍しくありません。
場合によっては社長がひとりで奮闘し、朝から晩まで走り回っても、一向に状況が
改善しないなんてこともあるでしょう。

「あと半年もガマンすれば、楽になるから。」
家族や従業員に対して、そう言いながら何年も経ってしまった。
そんな話も聞こえてきます。

実は、私の実家も家族経営の自営業でしたから、そのような小さな会社の苦労は
良く分かるのです。
当時の私に今のような知識と経験があれば、細々と縫製業を営んでいた両親に、
もう少し力を貸すことができたかも知れない。。

そんな気持ちが心の底にあったのかも知れませんが、大企業よりも小さな会社の
悩みを解決したい。
そして、優れた商品やサービスがより広く消費者の手に届くようにできれば、会社と
消費者の両方にとって良いことだと考えています。

ダイレクト・レスポンス・マーケティングについて

私は販売や集客にお悩みの経営者の方を対象としていますが、セールス現場での
営業手法をお教えするわけではありません。
販売や集客に関する悩みの原因は、セールス現場での手法、いわば戦術レベル
ではなく戦略レベル、つまりマーケティングの部分に問題があることがほとんどです。

そのため、このサイトではマーケティング、その中でも特に小さな会社に親和性の
あるダイレクト・レスポンス・マーケティング(お客さんから直接反応を得るための
マーケティング)に関する情報を主に提供していきます。

「ダイレクト」という名称から、通信販売を連想される場合があるかも知れません。
確かに通販会社は、ダイレクト・レスポンス・マーケティングを古くから実践してます。
でも、ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、通販会社だけでなく普通の店舗での
販売にも大きな効果をあげられるのです。

例えば、チラシを配ってお客さんに来店をうながすということは、店舗ビジネスで
普通に行われてますよね。
その場合、チラシというメディアを使って、どういう人に対して、何をどのように
伝えれば、より多くの人が来店し、商品を買ってくれるのかを考えるわけです。

来店、購入というお客さんの反応を直接得る効果を上げるためのマーケティング
ということですね。
場合によっては、チラシというメディアがふさわしいのかどうかも見直す必要がある
でしょう。

そんなことは当然やってるという経営者の方もおられるでしょうが、これはひとつの
例で、そのための考え方やテクニックがあるのです。
それらに限らず、ここではもっといろいろな角度から、業績アップにつながるような
情報を提供したいと考えています。

ここではブログという形のため、記事としては一般的な内容になってしまいます。
もし個別に相談したいというご希望があれば、お問合せフォームからご連絡
ください。

ご相談内容を確認させていただき、必要ならメールでのやり取りを経たうえで、
個別面談を行うかどうかご判断いただきます。
ここまでは費用負担をいただくことは一切ありませんので、ご安心ください。

コンサルタントとしての考え方

私は「マーケティングパートナー」と名乗っていますが、一般的にはマーケティングに
関するコンサルタントということになります。
ここでは、コンサルタントとして私が心がけていることについて、お話しします。

問題や悩みを抱える経営者の方に対して、持っている知識や経験から解決策を
探り、パートナーとして一緒に解決していくのがコンサルタントの役目だと私は
考えています。

一緒に解決するだけでなく、その解決方法や考え方、将来的に同様の問題が起こる
ことを避けるための予防策なども、できるだけお伝えしていきます。

そして、それを繰り返すことによって、やがてアドバイスを受けることなく安定した
経営をしていただけることを目指します。
つまり、いずれはコンサルタントに頼らないことを目指したお付き合いをしたい、
ということです。

コンサルタントによっては、経営の一部を依存させることによって、コンサル契約の
永続化を図るケースもあります。
経営者の方がそれを望むのであれば、それはそれで共存関係が成り立つわけです
から、特に否定はしません。

でも、それは私の考え方とは違います。
特にマーケティングに関わる部分は、小さな会社の経営者にとって、自ら行うべき
最も重要な仕事のひとつだと考えています。

これは、細かい専門的な「作業」に関わる部分まで自力でやるべきだと言ってるの
ではありません。
むしろ、そのような「作業」は積極的にほかのスタッフに委譲するなり、外部に
委託するなりするべきです。

そういった「作業」ではなく、本当に経営者として必要な意思決定をしていただける
ようなサポートをしたいというのが、私の考えです。

このような考えのもと、あなたの会社の業績をアップするために、少しでもお役に
立てれば幸いです。